奈落の底

ここは地獄の一丁目

【雑記】ロビタ

私がなぜロビタというH.N.を使っているかと言うと、すかんちというバンドの「ロビタ」という曲が大好きだからです。

おわり

 

とまぁ、一言だとこれで終わってしまうのですが、せっかく文字数を気にせず書けるブログを始めた事ですので、もう少しだらだらと書き連ねてみたいと思います。

お時間のある方はお付き合い下さい。

一般的に「ロビタ」と言えば手塚治虫の『火の鳥』に登場するロボットを思い浮かべる方が多いのではないかと思いますが、すかんちの「ロビタ」はこのロビタを題材にした曲です。

 

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ちなみに、すかんちについても一応簡単に説明しておくと、ROLLY率いるハードロック/グラムロックバンドで、1996年に一度解散したものの2006年に再結成し、現在も節目節目で継続してライブ活動等を行っています。

(2014年にキーボードの小川文明氏が逝去されてしまったため、今後の活動は未定のようですが……。)

 

ロビタ / すかんち

www.youtube.com

 

先程"ロボット"と書きましたが、『火の鳥』に登場するロビタは自分の事を"人間"だと言います。

これは、とある青年がロボットとして生まれ変わり、ロビタはそのオリジナルの記憶まで含めて量産されたロボットだからです。

 

ある事件をきっかけにロビタたちは一斉に溶鉱炉に身を投げて集団自殺し、地球上からロビタはいなくなります。

月にいたために集団自殺に参加できず最後の一人として生き残ったロビタがこの曲では描かれています。

 

ROLLY:とにかくその漫画を読んでみないとわからないと思うので是非読んでもらいたいのですが、きっと好きになると思います。(セルフライナーノーツより)

 

ちなみに、ROLLY自身もこの曲には思い入れがあるようで、2012~2013年に開催されたすかんちの結成30周年ツアーの会場で限定販売されたセルフカバーアルバムで再録されています。

アレンジだけでなく歌詞も若干変更されており、近年のライブでもこのバージョンで演奏されます。

(個人的にはオリジナル版の方が好きなのですが……。)

 

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また、ROLLYと言えば影響を受けたアーティストのメロディやフレーズを大胆にパクる多大なリスペクトとオマージュを捧げて自身の楽曲に取り入れる事で有名ですが、「ロビタ」でもこの手法が使われています。

彼の敬愛するギタリスト、ウリ・ジョン・ロートの「Why?」のフレーズが至る所で顔を覗かせます。

ROLLYはこのフレーズがお気に入りのようで、同じすかんちの「恋のショック療法」のギターソロでも聴く事ができます。)

 

Why? / ULI JON LOTH

www.youtube.com

 

恋のショック療法 / すかんち

www.youtube.com

 

すかんちROLLYについて書き出すと止まらなくなってしまうのでこの辺で終わりにしておくとして、最後に一つだけ言いたいのは、すかんちROLLYに対する評価や知名度の低さについて。

 

Twitterでも筋肉少女帯聖飢魔IIが好きな人は結構よく見るのですが、すかんちを好きな人はなかなか見ないなぁと感じます。
自分もそうだったのですが、この2バンドが好きな人は嫌いじゃないはずだと思うので、まだ聴いた事がない人は是非聴いてみて下さい。
QUEENLED ZEPPELINなどのパロディも多いので、そういうのが好きな人にもオススメです。)

 

「ああ死ぬ前に武道館したかった」というフレーズが登場する曲があったりと、ROLLYは世代的にも日本武道館でのライブには憧れがあるようで、可能性は正直低いだろうとは思いながらも、ROLLYすかんちとして武道館のステージに立っている姿は確かに見てみたいとも思います。

 

まだまだロックンロールは終わらないぜ!

(2013年2月9月 渋谷公会堂でのMCより)